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簡単姿勢作り法

人間がかかる病気の1位が風邪、2位が腰痛という統計があります。「新整形外科学」という本に「腰痛は体がポンコツ化してきているシグナル。正しい姿勢を作って、維持する体力が老化を遅らせる」との記載があります。その姿勢をチェックして、姿勢を維持するトレーニングに「壁付き」という方法があります。壁に背中を向けて、踵・お尻・肩甲骨・後頭部を壁に付けて立ちます。壁と腰の間の隙間が指2・3本入る位で、顎が引けて目線が正面にあるのが良い姿勢です。姿勢が崩れている人は、壁からお尻・肩甲骨・後頭部が離れないと腰の隙間を埋めることができないとか、顎を引くと後頭部や肩甲骨が離れるとかの現象が現れます。また、腰との隙間を埋めるためにはお腹を凹ませる筋力がないとできませんし、顎を引く筋肉は普段使われにくい部位です。壁付きで正しい姿勢を取り続けるのは、普段意識して使わない深層部の筋肉を意識的に使うことになります。正しい姿勢をチェックして、日常生活で良い姿勢を意識するだけで、簡単な老化防止の健康法になります。お試しあれ。