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あっという間

77才男性。ひと月に1度は体のメンテナンスに来る方。

腰椎椎間板ヘルニアと診断されるも症状は安定していて、大病もなく、週2回はスポーツクラブに通い、いつもは自宅から3㎞程の距離を山坂越えて来る程に元気な方。
先日、出張以来を受けました。両足が膝から下が痛く、散歩してると重だるくなって歩くのが苦しくなるようになり、最近は自宅の階段の登り降りがキツイとのこと。
いつも通り可動域検査をすると、常時出ていた腰椎の制限と別に股関節の可動域が悪く、足の上がりが悪い。足の甲の足背動脈を触るって足を上げると拍動が弱くなる。閉塞性動脈硬化症(足の動脈硬化)までは行き着いてないながらも若干の疑いありでした。
動脈の走行に沿い、筋肉を緩め、股関節の可動域を広げる施術をしたところ、階段の登り降りが楽になったとのことでした。
新型コロナショックで散歩さえも自粛し、自宅で1ヶ月以上引きこもり、極端に運動量が減ったことが原因でしょう。
高齢な方は驚くほど早く衰えるなというのが実感。動かないと動けなくなる。
疑わしくは黒で、閉塞性動脈硬化症は薬以外は積極的な運動リハビリがセオリー。太腿の上げ下げ訓練や膝の訓練をやってもらうのと、積極的に山坂選んで歩くように指導しました。
新型コロナが怖いと思いながらも、銀行には行くし、スーパーにもコンビニにも行く。なのにデパートは止めて、病院には行かない。矛盾してます。気持ちはわかりますが、適切に対処していれば大丈夫です。天気良い日は外を歩きましょう。