東洋医学病態感

東洋医学では健康の概念が病気を防ぎ体を正常に保とうとする力(生命力)を正気(セイキ)といい、正気が満ち溢れていることを指します。

健康を損なうこととは「正気が不足した状態」か「病気をもたらす邪に負けた状態」の大きく二つの考え方に分けられます。
例えば、冷たい北風が吹く冬の日。元気な子供が半袖半ズボンで外を遊び回るとします。お年寄りがこのような格好で外にいればすぐに風邪を引いてしまいます。この差はどうしてか。
子供達は成長過程で生命力(正気)が強く、お年寄りは退行過程で生命力が少ないと考えます。また、いくら生命力が溢れる元気な子供達でも冬の海を泳げば、もしかしたら風邪を引かないとは限りません。これは子供達の正気(生命力)より寒さ(邪)が強かったと考えます。
未病を防ぐという考え方があります。自分にとって正気を強めることに有益な方法を行うのと将来に「邪」になるかもしれないことを見つけて対策することを言います。
現代医学は病名があってこその治療ですが、東洋医学は生活全てが治療ということになるでしょうか。