痛みの悪循環

医療雑誌の一文に「痛みには二面性がある」との国際疼痛学会の見解が載っていました。

痛いと感じる物理的な感覚と情動からくる精神的な感覚の二面です。
物理的な方はぶつけたり、転んだりした外傷や筋肉を過度に使ったり、使わなすぎての疲労からの痛みで、体が生理的に修復を図ります。
精神的な方はストレスから自律神経に乱れを起こして、痛みセンサー(ポリモーダル受容器)の感度が上がり、普段なら痛いと感じない刺激も痛みに感じてしまうとう現象。
物理的なのと精神的なのは相互に関連しあっていて、「痛い」という共通の感覚が悪循環を作ることが証明されてます。
中枢性感作といい、長期間持続した痛みが脳に続くことで、痛みが記憶として神経回路に残ってしまい、痛みに過敏になった状態を作り出す状態をいい、睡眠障害や食欲不振、不安抑うつ状態となり、また、痛み過敏になる図式。
投薬や理学療法などで、物理的な痛みを早く回復させることはもちろん、昨今はやりのマインドフルネス(自律神経訓練法)などの精神的ケアも必要です。
お婆ちゃんの知恵袋ですが「病は気から」も正解だったということです。