脳卒中の兆候に

来院者の方で頭痛に悩んでいる方がいます。肩こりからの頭痛(緊張性頭痛)や偏頭痛が多く、頚部周辺や場合により頭部のマッサージが有効で、ホルモン系を考えると骨盤調整は欠かせません。

そんな中、脳梗塞でしょうか?脳出血でしょうか?と質問されます。
そこで、医学的指標を紹介します。
「ACT  FAST」「行動に移す 早く」です。
「F」はFaceで顔の歪み。「A」はArmで腕が上がらない。「S」はSpeechは発音発語がおかしい。「T」はTimeで時間が勝負。「ACT」は救急車か医療機関に素早く行く。
実は頭痛は兆候にはありません。くも膜下出血などでは激しい頭痛が出ますが、その場合は患者本人は行動に移せません。なので自分で行動に移すことのできる兆候が上記になります。
なお、脳の兆候にプラスされるのが吐き気嘔吐です。大半が肩こり頭痛からですが、希に脳からがあります。
気をつけるのは「ACT  FAST」。それ以外は頚部肩周辺のストレッチです。