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頭痛は脳の使い過ぎかも

「頭が割れる位に勉強しろ」と学生の時に言われたのを思い出しますが、本当に脳を使い過ぎると頭痛は起こるのでしょうか。多い頭痛の分類に緊張性頭痛があります。同じ姿勢を長時間取ることで支える筋肉が凝り固まって、脳にいく動脈を圧迫することからの頭痛です。それとは別に、目の奥からこめかみにかけて激しい頭痛が一定期間続く群発性頭痛。心臓の拍動に合わせてズキズキとした痛みが続く片頭痛。ドイツの哲学者ニーチェは群発性頭痛でトリノの路上で倒れたエピソードがあり、モーツアルトも群発性頭痛に耐えながら「レクイエム」を仕上げたエピソードも。イギリスの自然科学者ダーウインは「ビーグル号航海記」で、片頭痛でこめかみに常に膏薬を貼っていたと書いていますし、アインシュタインも片頭痛のために一日10時間以上寝ていたそうです。逸話を考えると、考えすぎて頭痛がするのはあり得ると言えますね。頭痛の原因は様々で特定は難しいですが、共通の症状に「肩こり」があります。肩こりを抑えることが一つの予防と言えるでしょう。